トヨタ-1 パブリカ/スポーツ800



・パブリカ

通産省の「国民車構想」へのトヨタの回答。1961年、空冷2気筒700ccでデビュー。
当初は虚飾を排したスタンダードモデルのみだったが、そのあまりの素っ気なさゆえデラックス志向の軽自動車に押され、販売が伸び悩む。’63年にデラックス仕様やコンバーティブルを追加、’66年には800ccにパワーアップ。名実ともに「パブリック・カー(国民車の意)」として人気を得る。
1978年にセダン、バンが生産停止になるが、なぜかピックアップのみは生き残り、’88年まで生産が続けられる。




パブリカ・コンバーティブル(UP20S)

何年も前に暑中見舞い用に描いたもの。66年にマイナーチェンジした後のモデル。
個人的に一番好きな顔のタイプがコレ。





パブリカ・コンバーティブル(UP20S)

上の画と同じモデル。…あんまりよく見えないけど。


・スポーツ800

パブリカの800ccパワートレーンを、流体力学を生かしたディタッチャブルトップの流線型ボデーに搭載したスポーツモデル。
優れた空力特性と軽い車体を武器に、僅か45馬力ながら155km/hの最高速を誇る。また、恐ろしく燃費のよいのも特徴。
“ヨタハチ”の愛称が有名だが、昔はその空冷特有のエンジン音から“ドタハチ”とも呼ばれた。




スポーツ800(UP15)

ついに手に入れたヨタハチで夜の峠に繰り出し、コーヒーで一服しながら思わずニンマリ、の図。
イラストは’68年までの前期型。




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